X-noteです。
宇宙不足になっているんですっ!私がです。
ということで、みなさん覚悟はいいですか(°∀° )?
今日は大マゼラン雲のお話です。←本当は『雲』じゃなく『銀河』でーす。
私たちの住んでいる太陽系は天の川銀河に属しています。
だいたい横が10万光年、縦が1000光年ですって!でっかいですね~?
何百光年先の星~☆などの場合、天の川銀河の中にあって、織り姫と彦星(ベガとアルタイル)や白鳥座のデネブなども同じ銀河系の仲間なんですよ~♡
これは天の川銀河を上から見た図で、中心の下にある「Sun」が太陽系の位置になります。この位置は生命誕生に適した場所!みたいなことがどこかに書いてありました。
次は天の川銀河を横から見た図になります。右下にある小さいシミみたいなのが、大マゼラン雲と小マゼラン雲だそうです。
そして、この大マゼラン雲で起きたんです!何が?
今日もどこかでデビルマン~♪今日もどこかで超新星爆発~(≧▽≦)♪またかっ!
まさきりお=超新星爆発 この公式はテストに出ます。
こんなお話だったようです。
今から34年前の1987年2月23日、地球から約16万光年離れたところにある大マゼラン雲で、超新星爆発が起きました。
その光は地球にも届きました。
超新星爆発が肉眼で見えるのは、なんと380年ぶりのことだったそうです。現代の科学者たちは血沸き肉踊りました(?)
その貴重な超新星爆発の前兆ともいえるニュートリノ(素粒子)が、爆発の光が届く2、3時間前に地球に届いたのです。
日本の岐阜の山の中にあるカミオカンデという施設で、ニュートリノが検出されたのでした!
ニュートリノの観測が出来た時間は、たった13秒間。13秒間で11個の発見です。
(他にアメリカで8個、ロシアで5個)
今と違ってインターネットのない時代でした。
超新星爆発が観測された2日後の2月25日、ペンシルバニア大学から超新星爆発が起きたことを知らせるFAXが東京大学に届いたのだそう。
それを受けて、カミオカンデの磁気テープが東大に郵送で送られました。
解析の結果、超新星爆発から届いたニュートリノの痕跡を発見しました。史上初めてです!やった!ノイズではないピークを見つけたぞ~!!!
でも実はこのピークの数分前、定期的な装置のメンテナンスがあってデータに2分間の空白があったそうなんです。もし超新星爆発がこのメンテナンスの間にあったらニュートリノの検出は出来なかったそうですよ~(;・∀・)間一髪!
この報告を受けた東大の故、小柴昌俊名誉教授は「他に同じような信号がないか全てのデータを解析せよ」と指示をだし箝口令をしいたそうです。3月2日~6日にかけて全データを確認して、その後論文で発表したのでした。
めでたしめでたし(^^)v
そのデータがこちらです。スーパーカミオカンデの公式ページの画像は、本当は使えないかも?なのですが、せっかくなのでちょっとだけ~怒られたら消します!
左)稼働していた時はタンクの中は水が張ってあった
右)データが記録された磁気テープ
そして ↓ これがデータです。
時間は右から左に流れていて、縦にピークがあるのが超新星爆発からのニュートリノのデータです。その数分前にメンテナンスのため2分間の空白があります!ヒャー!!!
カミオカンデを建設した小柴教授は、この功績によって2002年にノーベル物理学賞を受賞しました。
この短いたった10秒間のために、岐阜では2代目スーパーカミオカンデがほぼ休まずに宇宙を見張っているのだそうです。
超新星爆発の残骸の写真は、ESAのページにきれいなのが載っていたので貼ります。
クレジット:NASA、ESA、K。フランス(コロラド大学、ボールダー、米国)、およびP.チャリスとR.カーシュナー(ハーバード-スミソニアン天体物理学センター、米国)
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
/りお
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この下はメモ書きです(^^;)読まなくていいでーす。
超新星爆発「SN1987A」について
ニュートリノの検出時間が13秒間だったということは、この超新星爆発を起こした星の中心核が重力的に崩壊するのに、10秒ほどしかかからなかったことを意味するそうです。
SN1987Aの超新星爆発が起こる前は、三重連星の恒星の1つ「サンデュリーク-69゜202」だったことがわかっています。
大マゼラン雲のタランチュラ星雲の中にあって、太陽質量の20倍ある青色超巨星でした。
爆発前の観測では特に予兆のような異常はなかったということです。
現在は三重のリングが特徴的な超新星残骸を形成しています。
参考)