Rioでじゃねーど、でっす。
今回のテーマは『宇宙のミステリー』です。
ミステリーのイメージ図:pixabay
な~んて・・宇宙はミステリーだらけなんですけどね?
今、マイブーム的に不思議~?と思っているのは、宇宙の年齢よりも古い星があることです。以前も紹介しましたが、新しい記事を見つけました。
その前に・・・
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●1916年、アインシュタイン博士が一般相対性理論を発表した後、世の物理学者たちは「宇宙は膨張するの?しないの?」で激しい議論になったのだそうです。
●1929年、アメリカの天文学者であるハッブル博士が銀河の赤方偏移を発見します。
赤方偏移って何( ゚д゚)?まあいいや、でも一応リンクを貼ります。
とにかく宇宙が膨張していることを実証したのです。
●宇宙が膨張する速さを示す「ハッブル定数」があって、この「ハッブル定数」は、宇宙の年齢を決定するうえで重要な値らしいです。
●ところがこの重要な値、変わる変わる!ころっころ変わります。
でもここ数年は67~73km/s/Mpc(キロメートル毎秒毎メガパーセク)の間でうろうろし、落ち着いていました。
●宇宙の年齢は138億年と言われています。
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今回のニュース記事はこちらです。
こちらから抜粋
・地球から約200光年離れた場所にある恒星HD140283(メトシェラ)の推定年齢はなんと140億年以上で、宇宙が138億年前に始まったという説と矛盾している
・発見当初は推定年齢160億年と見積もられた
これが宇宙のミステリーです。メトシエラ星は古すぎる!
多くの天文学者が再測定をしたそうです。
その結果、160億歳から15億年短縮出来て144億6000万歳になりました。
でも、まだ宇宙年齢138億年よりも老けてますね?
もうちょっと頑張ったところ142億7000万年になりました。誤差の範囲に入ったようです。
ミステリーは解決したのか?
ここで、新たな事件が起きました。
『最新の研究により、138億年という宇宙の年齢自体が誤りである可能性が浮上』したのです。
今年の10月に一斉に報じられていますが、新しい「ハッブル定数」の測定方法である重力レンズを用いた観測結果から、ハッブル定数は82.4だと判明した、という論文が発表されたそうです。約70だった値が82.4に?
(テキサス大学の物理学教授である小松英一郎氏らの研究チームによる論文です)
これによると宇宙年齢は、138億年より24億年も若い114億年となってしまいます。メトシエラ星との年齢差がまた開いてしまいました。
『科学の歴史を振り返ると、2つの矛盾する説が示された場合、真実は両方のミックスであることが多い』
『宇宙の謎を解くにはさらなる宇宙論の進展が必要になる』という頭のいい人の言葉で締めくくられていました。
続報がありましたら、お知らせします。
NASAのWMAP科学チームによる、宇宙の年表(パブリックドメイン画像)
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
/りお