Rioでじゃねーど、でっす。
指の怪我の具合はパソコンのキーを打つのは不便ですが、だいぶ良くなりました。ご心配おかけしましたm(_ _)m
何があったかというと、硬いごぼうを切る勢いで・・この続きはご想像におまかせしま~す。みなさんのブログは、実はこっそりのぞいていました(゚∀゚)♡
今日は遠い宇宙で起きている爆発現象についてのお話をします。
宇宙や銀河のイメージ pxhereより無料画像
はじめにガンマ線バーストについて簡単に書きます。
ガンマ線バースト(GRB)
1967年、時は冷戦時代、アメリカはロシアの核実験の様子を調べようと、宇宙に衛星を打ち上げてガンマ線を見張っていました。ところが地球からではなく、宇宙から謎のガンマ線を発見したのでした。
これが、宇宙で一番大きな爆発現象と言われる『ガンマ線バースト』です。
数秒から数時間に渡って閃光のように放出されるのですが、そのエネルギーは凄まじく「数秒間で太陽のエネルギー、一生分(100億年分)以上」と言われています。
現在では、遠い宇宙から毎日1つ以上は発見されていますが、主な原因は
①超新星爆発(1つの銀河で数百万年に一度発生)
②中性子星同士が合体
と言われています。これらのガンマ線は、地球のオゾン層が跳ね返してくれるので地上には届きません。
しかし、もし数千光年とかの近いところでガンマ線バーストが起きて、なおかつ地球を直撃すると?オゾン層は壊れます。
大丈夫です!光の速度でやってくるので、来た!と思った時はすでに生物は壊滅しています。
次はもっとソフトなバーストです(^^;)
高速電波バースト(FRB)
こちらは2007年に発見されたばかりで、なぜ起きるのか?まだ詳しいことはわかっていません。はじめは宇宙人説が出ていました。
これによると、高速電波バーストは1ミリ秒(1000分の1秒)から数ミリ秒の非常に短い時間で、電波が銀河系外から放射される現象をいい、
「1ミリ秒間に放射するエネルギー量は太陽の1万年分に匹敵する」そうです。
この動画がイメージしやすいので再度載せます。1分21秒ありますが、見始めると一瞬です。ぜひ見てちょッ!
遠方の銀河を起源とするFRBが地球へ到達してASKAPに観測されるまでを描いた動画(提供:ICRAR)
今回のニュースは(下記リンクより)反復FRBの周期を突き止めたとのことです。
周期がわかったことで、10年以上その正体については不明とされていた、この天体現象の謎の解明が期待されています。
研究チームは、カナダ水素強度マッピング実験望遠鏡(CHIME)の約1年の観測データを解析した結果
4日間にわたり1時間に1~2回ほど爆発的に電波を発生させた後、12日間の沈黙を経て再び信号を発生させており、合計で16日間の周期性を持っていた
とのことでした。↑ 今回のキモはこれです。
以下、サラッと流して読んでください。
地球から5億光年離れた場所にある、渦巻銀河の星形成領域から届いた高速電波バースト(FRB)で、今までで一番近い場所で見つかったようです。
観測チームによると
・FRBの正体は「2つの巨大な質量を持つ天体の連星」である可能性がある
・例えば、あるFRBの発生源が、ブラックホールの周囲を16日周期で回転している場合、16日周期で電波が地球に向けて発せられる場合がある
・また、超高密度のコアを持つ中性子星が放つ爆発的な電波が、ペアとなるもうひとつの恒星から発せられる恒星風により、16日周期で増幅または減衰させられていることも考えられる
とのことです。
また新しい情報があったら、お知らせします。
朝から宇宙ネタ・・すみません。良い週末をお過ごしくださいね?
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
/りお
参考: